3月15日雑感
週末に花粉症が一挙にひどくなり、発熱とめまいでダウン。それでもなんとか起き出し、都議会議事堂の会議室に行って非実在青少年規制問題の集会の熱気の中で発言者の言うこと聞きながらぼーっとする頭で思ったことは、こういう時間的に余裕のない切迫した事態に直面しているからこそ、規制に反対する理由の中にその人の考え方や立場が鮮明に出るものだな、ということだった。起きている出来事の構図自体は、これまでも繰り返してきたし、たぶんこれからも繰り返していくことだから、根本的な部分で驚くことはない。特に、今回のような時間的な余裕の全くない局面では、いかに現実的に有効な反対活動を構想して行動するかを考えるしかないし、それぞれの考え方の相違を超えて「反対」の一点だけで歩調を合わせていく局面も必要になる。それでも、やはり集会での反対意見のいくつかに感じた違和感は、その場にいた私には実は最も印象的なことであったし、そのような意見に場内のひときわ大きな喝采が送られる空気の中で、むしろ頭の中は規制問題以外のことに傾いていってしまった。これからも、さまざまな局面で現実的に有効な対応をとりながらも、この違和感は忘れられないし、ますます積み重なっていくんだろうなという気がする。
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